FXはむずかしい?
FXはむずかしい?
FX(外国為替証拠金取引)に興味を持ち、
取引を思い立ったら、
取扱業者に個人口座を開設し、
資金を振り込めばすぐに始めることができます。
FX専門の業者や証券会社、
商品先物会社など取扱うところは多数ありますので、
投資雑誌やネット情報を活用して、
各業者の手数料や取引ツールなどを比較し選択するのがよいでしょう。
たとえば、最初ですからレバレッジ1倍として1万ドル買うとすると、
現在の為替水準1ドル=90円前後ですから、90万円前後を振り込みます。
その後、円安方向に向かって1ドル=100円になった時に1万ドルを売り、
円を買えば100万円。
これで10万円前後の利益になります。
システムとしては単純なものです。
もし、これをレバレッジ10倍でおこなうとすると
1000ドルの元手で1万ドルを買うことができます。
上記のとおり推移すれば
9万円前後の元手から10万円の利益を得ることになります。
このように、もし思う通り為替レートが変動するのでしたら
本当に短期間に大きな利益をもたらす投資手段といってよいでしょう。
外国為替市場は証券取引所のような固定した施設ではなく、
世界各地の決済窓口が連結したものですから
24時間、常にどこかで取引がおこなわれています。
そこで、株式のデイトレードよりもさらに幅広い時間帯で
トレード画面を見ながらの短期売買を繰り返し、
小額な利益を積み上げていく手法を取る方もいます。
ですが、デイトレードの時間が取れない会社勤めの方などは
数日~数カ月という中長期の取引をお考えになると思います。
そうした場合、為替レートの変動が次に上下どちらにどの程度動くのか、
つまり今の売買の状態でいると利益・損失どれくらいになるのか、
その未来予想は非常に困難なことなのです。
次々刻々の経済情勢と、為替の上下動をグラフにしたもの(チャート)を
読んで、その先の動きを観測・推察する手段を手に入れ、
眼力を養うということがほぼ全てといってよいくらいです。
巷間、投資について実に様々なツール、先読み方法が提唱され、
情報として流通しています。
統計と数学を駆使したち密な計算を取る手法がある一方で、
トレーダーの経験と直感を養う手法があります。
前者を詰めていけばコンピュータープログラムを設計し、
それに投資判断をゆだねることが考えられます。
「システムトレード」と呼ばれるのはこうした手法の探究です。
後者を詰めていくならば、
極端な場合は占い・オカルトに近づく危険性もありますが、
冷静で熟練したプロの目を養うのは経験の多寡である
という観点を大事にする。
これを「裁量トレード」と呼んで
システムトレードの対極に見ることもできるのです。
それでは次に、「システムトレード」と「裁量トレード」、
この二つの内容を検証していこうと思います。
>> システムトレードの弱点
もう待ちきれない方は、こちらをご覧ください。
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